妊娠とお口の管理

 

第一話
「虫歯と歯槽膿漏に要注意!」
てい歯科医院 西脇 祥子
 妊娠は病気ではありません。しかし、健康な赤ちゃんを産むためには、父親、母親としての心構えと同時に、お母さんの身体を健康な状態に保つことは大切です。妊娠に伴う生理的なマイナートラブルはつきものです。
今回、お口に起こりやすいトラブルとその予防法を中心にシリーズでお届けします。
 妊娠するとお母さんの身体は、大量のホルモンが分泌されることにより、性器をはじめ全身に変化が生じます。お口のなかも例外ではありません。歯を取り巻く環境が変化し、う触(むし歯)や歯周病(歯槽膿漏)が進行しやすくなります。出産後に歯が悪くなっていることに気付く場合が多く、昔から「一子産めば一歯失う」と言われてきました。この様なことが起こるのは、胎児がお母さんの歯や顎からカルシウムを奪うからというわけではありません。では、妊娠、出産を経験することにより、なぜ歯が悪くなるのでしょう?
 この点について、次回お話します。

 

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